VMware Workstation 11 Linux 版のインストール

Linux 上に仮想化環境を構築するためには、無料で利用可能な Linux KVM の他に、有償で VMware Workstation を利用することもできます。スナップショットの使い勝手やパフォーマンスの良さ、各種ハイパーバイザーをゲストとしてインストールしたときの安定性などを考えると十分に元が取れる製品です。複数ホストが連携する Cloud 製品のインストール手順確認なども VMware Workstation 上で十分にできます。自分の環境では Linux KVM と VMware Workstation の両方をインストールしています。以下は Fedora 22 にて動作確認しました。

VMware Workstation 11 のインストール準備

VMware Workstation のインストールに必要な依存パッケージを事前にインストールします。

# dnf -y group install "Development Tools"
# dnf -y install kernel-devel kernel-headers

VMware Workstation のダウンロード

以下より VMware Workstation 11 Linux 評価版をダウンロードします。
http://www.vmware.com/products/workstation/workstation-evaluation

VMware Workstation 11 のインストール開始

# chmod a+x ./VMware-Workstation-Full-11.1.2-2780323.x86_64.bundle
# ./VMware-Workstation-Full-11.1.2-2780323.x86_64.bundle

下記のようなエラーメッセージが表示されますが無視して進めます。

Extracting VMware Installer...done.

(vmware-installer.py:28144): Gtk-WARNING **: Unable to locate theme engine in module_path: "adwaita",

(vmware-installer.py:28144): Gtk-WARNING **: Unable to locate theme engine in module_path: "adwaita",
/usr/share/themes/Adwaita/gtk-2.0/gtkrc:1163: error: unexpected identifier `direction', expected character `}'
Gtk-Message: Failed to load module "pk-gtk-module": libpk-gtk-module.so: cannot open shared object file: No such file or directory
Gtk-Message: Failed to load module "canberra-gtk-module": libcanberra-gtk-module.so: cannot open shared object file: No such file or directory

(1)「VMware Workstation – End User License Agreement」の画面が表示されるので、「I accept …」を選択して [Next] ボタンをクリックします。

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(2)「VMware OVF Tool component for Linux – End User License Agreement」の画面が表示されるので、「I accept …」を選択して [Next] ボタンをクリックします。

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(3)「Would you like to check for product updates on startup?」の画面が表示されるので、「No」を選択して [Next] ボタンをクリックします。

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(4)「Would you like to help make VMware software …」の画面が表示されるので、「No」を選択して [Next] ボタンをクリックします。

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(5)「Please enter the user that will initially connect to Workstation Server …」の画面が表示されるので、「root」を変更して通常ログインして使用するユーザー名を入力します。[Next] ボタンをクリックしてつぎに進みます。

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(6)「Please choose a directory for your shared virtual machines.」の画面が表示されるので、特に変更しないで、[/var/lib/vmware/Shared VMs]のまま[Next] ボタンをクリックしてつぎに進みます。

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(7)「Please enter the port to use for https access to Workstation Server.」の画面が表示されるので、HTTPS port: [443] を適切に変更して [Next] ボタンをクリックしてつぎに進みます。

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(8)「Enter license key.」の画面が表示されるので、空白のまま [Next] ボタンをクリックしてつぎに進みます。

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(9)「The product is ready to installed.」の画面が表示されるので、[Install] ボタンをクリックしてつぎに進みます。

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(10)「Installing …」の画面が表示されるので、完了するまで待ちます。

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(11)「Installation was successful.」の画面が表示されるので、[Close] ボタンをクリックします。

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インストールが完了した後、VMware Workstation を起動すると、初回に license key を入力するか、入力しないまま30日の評価期間として利用を続けるかを聞かれますので、いずれかを選択します。license key の入力は後からいつでも入力可能です。また license key を入力しなくても評価期間内であればフル機能が利用できます。

VMware Workstation には仮想マシンを接続するネットワークとしてデフォルトで3種類が用意されています。vmnet0 (Bridged)、vmnet1 (host-only)、vmnet8 (NAT)です。

仮想マシンを vmnet0 (Bridged) に接続すると、その仮想マシンを VMware ホストの外部のネットワークに接続することができます。vmnet1 (host-only) は VMware ホストとのみ接続されているプライベートなネットワークです。主に外部との接続を遮断したセキュアな環境で作業したいときに利用します。vmnet8 (NAT) は VMware が自動で用意してくれる仮想的な NAT ルータを通して外部と接続できるプライベートなネットワークです。NAT ルータの Gateway のアドレスは末尾が「.2」で固定されています。その他、vmnet2〜7、vmnet9〜 を自分でカスタムに定義することで自由なネットワークの構築が可能です。

VMware Workstation を最初に起動したら、メニューから「Edit > Virtual Network Editor」を選択して、「vmnet1 (host-only)」および「vmnet8 (NAT)」のネットワークアドレスを自分が使いやすい値に変更したほうが良いでしょう。

例えば、vmnet1 (host-only) ネットワークのネットワークアドレスを 192.168.10.0/24 に設定した場合、末尾が「.1」の IP アドレスすなわち 192.168.10.1 が VMware ホスト側に割り当てられ、それ以外の IP アドレスはゲストに割り当てることができます。

また、vmnet8 (NAT) ネットワークのネットワークアドレスを 192.168.20.0/24 に設定した場合、末尾が「.1」の IP アドレスすなわち 192.168.20.1 がホスト側に割り当てられ、末尾が「.2」の IP アドレスすなわち 192.168.20.2 が NAT ルータの Gateway に割り当てられ、それ以外の IP アドレスはゲストに割り当てることができます。ゲストは NAT ルータの Gateway と通して外部との通信が可能です。

VMware Workstation 11 のドキュメントは以下の URL に公開されています。
http://pubs.vmware.com/workstation-11/index.jsp